目が疲れた時はほっとアイマスクがオススメです。あれは効ききます。マジで。
香りつきのとか寝るときつけると、外すの忘れる位熟睡できますお^^
私の愛用品はカモミールの奴^^
特にパソコン使う人はいいんじゃないかとww
たまには日常っぽい日記を書こうと思っただけです(笑)
いやいつも^p^ハァハァだけじゃねwww
つづきにはよっぱの勢いで書いた大律SSでつ(・ω・)b
[3回]
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友情と愛情の狭間というのは、一体どれほどのものなのだろう…
本当は狭間などなく、ただ同性だからとか、高嶺の花だからとか
思う側が勝手に一線引いているだけなのかもしれない。
誰かを大切に思う気持ちに、名前をつけて仕分けること自体が不遇でしかなくて
なら、その一線を越えることができたとしたなら…
俺たちの関係は、いったいどのように変わるのだろう…
「ねぇ、律…」
放課後の部室。
他の部員たちはみな帰路につき、ここにはふたりしかいない。
練習を終えて、ヴァイオリンを仕舞う律にそっと話しかける。
その声にふと視線を向けたが、すぐにヴァイオリンの元へ戻ってしまう。
彼にとっては、俺よりヴァイオリンの方が優先順位は上なのだと、この3年の付き合いで痛いほどわかっていた。
それでも今はこちらを見て欲しくて、もう一度名を呼びかける。
すると今度はヴァイオリンを仕舞い終えたこともあってか、素直にこちらを向いてくれた。
夕焼けが差す窓越しに見る律は、柔らかな光に包まれてとてもきれいだった。
「どうした、大地」
「律はさ…俺のこと、どう思ってる?」
「……………は?」
一瞬、キョトンとした表情を見せた後、ふぅ…と呆れにも似た溜め息が聞こえてくる。
「突然何を言うかと思えば…」
「ごめん。なんとなく、気になってさ…」
そう笑って答えれば、また律が軽くため息を零す。
本当になんとなく聞きたくなっただけだった。律が自分をどう見ているかにも興味があった。
どんなに頑張ってもヴァイオリン以上の位置にはなれないとわかていたとしても。
仕舞い終えたヴァイオリンを部室の隅へ置き、律がこちらへと近づいてくる。
「同じ夢を見る仲間…気の置けない友…頼りになる副部長…」
坦々とした口調で話しながら、律が目の前へとやってくた。
顔はいつもと同じどこまでも真剣なもので、透き通る瞳は一心に俺を見つめている。
まるで、聞かれたことの真意を探るかのように
「それから、大切なアンサンブルメンバーだ」
大切…という律の言葉に、ドクン、と胸が大きく跳ねた。
そんな真っ直ぐな瞳で「大切」と言われたら、俺でなくとも胸を高鳴らせるだろう。
律の言葉には裏表がない。だから、彼の言う言葉はすべて真実。
けれど、それ以上の思いはないと言いられたようで、少し苦しくもある。
できるだけ、平穏を装いながら、へらっと笑って見せた。
「そっか…そうだよな」
「大地?」
「悪いな、変なこと聞いて」
知っていたことだ。彼は俺に友情以上の物を抱いていないこと位。
同じ夢を追って、心も許されて、頼りにもされて…
大切とまで言われただけで、本来なら満足するべきなのに。
どうして、こんなにも胸が痛いのだろう…
決して触れることのできない胸の奥が、ズキズキと痛み出している。
期待なんてしていなかったはずなのに、心のどこかでそれ以上の言葉を望んでいたのかもしれない。
元々律は自身の感情に疎い方だ。だから、こちらからアクションを起こさなければ何も始まらない。
でも、今の位置を失う位なら、これ以上のアクションは必要ない。
律の隣に入られて、同じ夢を見て、頼りにされて、大切に思われている。
たとえそれが友情であっても、律が俺を思っていてくれていることには変わりはないのだから。
「…ごめん、変なこと聞いたな。そろそろ、帰ろうか」
できるだけいつもどおりに笑って見せて、ヴィオラを手に取る。
胸はまだ痛い。出来るだけ早く律から離れて、他のことに没頭したい。
勉強でもなんでもいい。この痛みから早く目を逸らしたかった。
「…大地」
ヴィオラと鞄を手にして、先に部屋を出ようとした。
一緒に帰ると言っても、律は寮生だからすぐに別れることになる。
なら、少し位先に出ても問題はないだろう。そう思っていた。
けれど、呼びかけられる声と手に、その足が止められる。
不思議に思って振り返れば、律が少し俯いたまま、こちらの腕を掴んでいた。
触れられる部分がひどく熱い。律の体温をリアルに感じとってしまう。
「律、どうした?」
声をかけてみても、律からの返事はない。
代わりに、ぎゅっと先ほどより強い力で腕を握られる。
「……その、言い忘れたことがあるのだが…」
「え?…あぁ、さっきのこと?あれならそんな深く考えなくてもっ」
「違うっ!…いや、違わないのだが…その、うまく言える自信はないのだが…」
腕を握る律の手が、僅かに震えているのを感じる。
顔も先ほどからずっと伏せたままだ。
どうしたのかと気になって覗きこめば、すぐに視線が逸らされてしまう。
「律…?」
もしかすると、先ほどの問いで何かを感じ取ってしまったのだろうか。
彼は自分のも人の感情も疎いはずだ。それに、出来るだけ表に反応は出さなかったはず。
ならなぜ、律はこんなに震えているのだろう。
「大地のことは、大切だ…」
「アンサンブルメンバーとして、だろ?」
「っ…勿論そうだ…だが…」
何か言いにくそうに律が戸惑っているのを感じる。
そんな反応しないでほしい。勘違いしてしまいそうになる。
「もしかして、メンバーとしてじゃなく、俺のことが大切とか?」
わざとだった。いつもの軽口の予定だった。
自分から言ってしまえば、否定されても冗談で済ませるつもりだった。
そんなことはないことは、自分ででよくわかっているつもりでいた。
けれど、そのときこちらを見上げた律の顔が…
窓から差す夕焼けのように、頬を朱に染めていたものだから
気づいたときには、掴まれた腕を引き寄せて、無我夢中で抱きしめていた。
互いに友情だと思っていたこの感情は、とうの昔に狭間を越えて
いつの間にか恋へと変わっていた…
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