それは唯一、果たせなかった約束。
あなたに聞かせると誓った、この音色。
どうすれば、届けることができるのですか?
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王崎の行動理念って、ここにあるんじゃないかと思う今日この頃。
コルダの公式小説2巻目に王崎メインの話があるのですがね。
その一説に、王崎が今の王崎になりたる由縁ともいえるエピソードがあるんですよ。
たぶん前にも書いたと思うのですが、王崎にヴァイオリンを教えたのは祖母。
その祖母と王崎に、中学二年の秋、悲しい別れが訪れます。
王崎はその演奏会で祖母に聞かせると約束した曲があって、それを必死に練習していたのですが。
理由はずっと入退院を繰り返していた祖母がその演奏会にきてくれるから。
しかし演奏会当日、祖母の体調が急変し、病院へ戻されることに。
しかし舞台を控えた孫に心配をかけまいと王崎にはそのことが伝えられず。
演奏会が終わった直後、祖母の急変を聞いた王崎は慌てて病院に駆けつけるのですが。
運悪く渋滞に巻きこまれ、途中から必死に走って祖母の待つ病院にたどり着いたのですが、すでに祖母は引きを引き取っていた・・・・というお話。
王崎にとって「今、どうするべきか」ということが一番大切で、だからこそ困っている人には手を差し伸べるんだろうなぁ・・・と私は解釈しております。
自分に素直なのも、意外とこういうことも関係してるんじゃないかなぁ・・・とね。
伝えられずに後悔するよりは、今感じていることを伝えてしまいたいと。
ただやさしいだけじゃない。その心の奥に秘めているものを考えると、なんとも味わい深い子だ・・・。
できた人間、とだけで済ませるには少し惜しい気もするんですけどね~。
しかし・・・切ないことに、このエピソードはほとんど知られていないんですが(涙)
こういう話はゲーム本編で出してよ~KO●Iさん><!!!
同じ小説の中にある金やんのイタリア時代のエピソードもすごい好きです♪
いつかこのことに触れて小説が書きたいな~(前にもいったけど)
後悔している王崎のこともだけど、中学時代ってことは加地くんと知り合ってることだし、その当時のこととか。
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