空色図鑑

ある日、森の中、金澤は一頭のしのぶクマに出会った。

「こんにちは、金澤先生」
「よぉ～・・・じゃなくて、おまえさん今クマだからな？わかってるのか？？・・・まぁいいや。
えらい友好的なクマだなぁ・・・。ってか、王崎、そこは「がおぉー！」とか言って脅かすところだろ？」
「あぁ、そっか（ポン）」
「おいおい・・・」
「えぇと・・・・がおぉ～！」
「全然怖くない・・・」
「怖がってくださいよ～。あとおれ、一応肉食設定なんですけど」
「なんだその後から取ってつけたような設定は！！！」
「でも好物はホットケーキとはちみつですｖ」
「それ全然肉食じゃないだろーーー！！」
「うぅ～・・・そんなこと言ってると、先生のこと食べちゃいますよ？」
「おまえさんがぁ？・・・ほぉ～、やれるならやってもらおうか？俺は逃げも隠れもしないぜ？」
「出来ないと思ってますねぇ？・・・じゃぁ、いきますよ～？（袖捲くり捲くり）」
「（って、おいおい噛むのそこ（腕）かよ・・・）」
「いきますよ～・・・・・エイッ！（カプッ）」
「･････････・・・・・・・・・・」
「ん？ひょうでふか（どうですか？）」
「いやぁ・・・どうっつうか・・・・申し訳ないんだが、全く痛くないなぁ・・・」
「えぇっ！？結構思い切り噛んだんですよ？？」
「あのなぁ～、そもそも牙が生えてるわけでもないのに痛いはずないだろう？」
「そっかぁ・・・。あ、でも噛み跡はついちゃいましたね・・・（ペロペロ）」
「っ！！王崎っ！？」
「んっ・・・なんとか消せないかなぁ・・・これ（ペロペロ）」
「いやいや舐めんでいい。そのうち消えるから、なぁ？」
「そうですか？・・・でも一応消毒・・・（ペロペロ）・・・これでいいかな？」
「満足したか？」
「はい。すみません・・・」
「あぁ、いや別に構わんが・・・（こっちは別な意味でヤバかったが）」
「ん？・・・あれ？なんか、甘い匂い・・・（くんくん）」
「はぁ？甘い匂いなんてどこにも・・・」
「・・先生から甘い匂いがする・・・くんくん（もぞもそ）」
「うおっ！（押し倒され）・・・っ！こら、シャツ捲くるなって・・・。
「くんくん・・甘い匂い・・・どこだろ（もぞもぞ）」
「あぁ、甘い匂いって、これか？（ズボンのポッケから小瓶取り出す）」
「あ、はちみつっ！」
「（こういうときはクマだな）・・・食べたいか？」
「うん！」
「そっかぁ・・・じゃぁ・・・（たっぷりと指につけて）・・・ほれ」
「あむっ・・・んんぅ～・・・」
「ほら、たぁんと食え～（クチュクチュ）」
「んっ！・・・んぁっ・・・」
「もっと食いたいなら、うちのあるが・・・来るか？（ﾆﾔﾘ）」
「んぁ・・・もっと・・・？」
「そう、もっと・・・な？うちにきたら・・・嫌ってほど、たっぷり食べさせてやるからな？」


・・・・そして禁断（!?）のはちぴつプレイへ（笑）
てか、ホント書いてて自分バカだと思った（爆）

金澤と王崎はある小さな町の個人病院の医者と看護士で。
信武ちゃんは精神性のトラウマで声が出ないため、会話は筆記と簡単な手話が主。
腕の立つけどやる気のない医者と、話すことはできないけど穏やかで優しい看護士のふたりは町でも評判。
特に王崎は老若男女に人気。注射を頑張った子供にはこっそりお菓子を上げたり。

金澤との会話も筆記が主で。自分から声が発せられない王崎は、意思を伝える為に、金澤の肩とトントンと叩いたり、白衣を引っ張ったりして意思表示。
金澤は王崎がなぜ喋れないかは曖昧ながら知っていて、治せないものかと隠れて調べていたり。
ふたりは恋人までは行かずともとても仲が良く、毎日仲良く暮らしているっと。

二人のほかに、自称王崎のファンな加地くんや、ふたりの暮らす町を守ってる警察官な土浦がいたり。
若きヴァイオリニストとして活躍中の月森も出る予定。
この中の月森は本番前になると体調を崩したりするため、こっそり王崎がいつも付き添っている設定。
勿論王崎もヴァイオリンを弾けるが、あくまでも患者さんの心を和ませるものとして弾いている感じ。

これがまだ冒頭設定。話が進むにつれ、金→王←地的な展開を一応予定中。

ただ、喋らないキャラをどう文章で見せるか悩み中・・・。うまく書けたら本にしたいな！！